原油急落の割にはドルが底堅く推移=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は160.25円付近と本日高値圏での取引が続いている。ドルが底堅く推移しており、ドル円をサポートしている。
ストラテジストによると、米国とイランの暫定合意を受けて市場はFRBの年内利上げ観測をやや後退させているものの、完全には織り込みを解除しておらず、そのことがドル下落を抑制しているとの見解が出ている。
短期金融市場では年内までにFRBが利上げを実施する確率を70%程度で織り込んでおり、来年3月までなら完全に織り込まれている。ストラテジストは「利上げの可能性は依然として残っており、そのためドル下落は原油など他の資産ほど大きくはならないだろう」と指摘。
実際、和平合意への期待から原油相場は急落しているものの、ドルは比較的底堅く推移している状況。背景には、米インフレが依然として高水準にあること、FRBが利上げを完全に排除していないこと、そして原油下落だけで金融政策の見通しが大きく変わるわけではないことがある。
ストラテジストはまた、今回の合意はあくまで暫定合意に過ぎない点も強調。合意内容には、イランの核開発問題を巡る追加60日間の協議が含まれており、根本的な対立が解決したわけではない。そのため市場は、地政学リスクが完全に消えたとは考えておらず、再び緊張が高まる可能性も意識している。
USD/JPY 160.26 EUR/USD 1.1601 GBP/USD 1.3429
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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