ドル円は朝の上昇から一転して売られる=東京為替概況
ドル円は朝の上昇から一転して売られる=東京為替概況
ドル円は前日海外市場でのドル高円安の流れもあり、朝からいったん上昇を見せた。日経平均が寄り付きから買われ、一時260円超の上昇を見せる中で、昨日海外市場の高値147円10銭台を超え、147円21銭を付けている。
株高一服もあって、ドル円は高値を付けた後に反落した。日経平均は10時半ごろから売りが優勢となり、後場に入ってマイナスに転じた。高値から380円超まで下げている。その後安値から戻し、引け前にプラスに転じた。
ドル円は株安に合わせて円買いが入り、午後に入って動きが加速。146円14銭までと高値から1円超の下げとなった。
クロス円も同様に大きく下げており、ユーロ円は162円80銭から161円59銭まで、ポンド円は193円36銭から191円78銭まで下げている。中国上海総合指数が7カ月ぶりに2800割れを付けるなど、アジア全般に株安が目立ったことが重石。ここにきて広がる中国の景気鈍化懸念などがアジア株の重石となった。
中国の景気鈍化懸念は豪ドル、NZドルなどの売りにもつながった。豪ドル円は99円84銭あら98円49銭までの大幅安。対ドルでも0.6792前後から0.6732まで下げている。
ユーロドルは1.1054-1.1073の19ポイントレンジ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。