【これからの見通し】週明けはイベントに欠ける展開、週央の日米金融政策に焦点
【これからの見通し】週明けはイベントに欠ける展開、週央の日米金融政策に焦点
週明けは経済指標、発言イベント関連ともに注目材料に欠けている。さきほど、スウェーデンの最新のGDPデータが発表され、結果は弱含んだが、スウェーデン・クローナの反応は軽微にとどまっている。続いて日本時間午後5時30分に英消費者信用残高(6月)、英マネーサプライM4(6月)などが発表される予定。その後は、主要国の経済指標発表は予定されていない。
発言イベント関連の予定も乏しい。米金融当局者は31日の米FOMC会合結果発表を控えて、ブラックアウト期間に入っている。また、31日には日銀決定会合の結果も発表されるが、現時点では週末を含めて目立った観測報道や関係者発言などのニュースは出ていない。パリ五輪関連一色といったところだ。米株式市場では、マクドナルドの決算発表が予定されている。
週明けの東京・アジア市場でドル円やクロス円などはやや円高方向への動きをみせている。31日の日米金融政策発表を控えて、神経質な値動きが続いている。ドル円は153円台を中心とした推移と、先週後半からの見慣れた水準にとどまっている。
しかし、引き続き日銀関連の観測報道・関係者発言などには注意が必要な状況ではあるだろう。通貨オプション市場では、ドル円1週間ボラティリティーが14%台半ばと引き続き高水準で推移している。新たな材料には敏感に反応しやすい地合いとなっている点に留意したい。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
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執筆者 : MINKABU PRESS
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