ユーロドル、下げ一服も仏情勢への懐疑的な見方根強い=NY為替
きょうのユーロドルは先週の下げが一服しており、1.07ドル台に戻している。欧州議会選挙での右派の勝利、マクロン仏大統領の総選挙実施、フランスでのルペン氏率いる右派政党・国民連合(RN)の支持拡大、そしてフランス国債の急落といった一連の流れで、ユーロドルは売りが強まり、先週末には1.0670ドル近辺まで下落していた。
本日はフランス国債への売り圧力が一服しており、ユーロも下げを一服させている状況。ルペン氏が次期国政選挙で勝利した場合でも、マクロン大統領と協力すると発言したことが安心感に繋がっている。勝利してもマクロン大統領を追い出すつもりはないと述べた。
ただ、市場ではなお懐疑的な見方も根強い。この問題が落ち着かない限り、ユーロを買い戻しも躊躇されそうだ。
EUR/USD 1.0715 EUR/JPY 169.17 EUR/GBP 0.8451
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
![MINKABU PRESS](/assets/minkabufx_writers/logo_minkabupress-ec6bdf5044742e8bc94eb3a16e7629c59f783ac386c16782ef9cebc433901c4b.png)
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。