セールスフォースが続落 来週は決算 ワークデイの決算も重石に=米国株個別
(NY時間12:54)(日本時間01:54)
セールスフォース<CRM> 271.95(-6.62 -2.38%)
本日のIT・ハイテク株は買い戻し膨らんでいるものの、セールスフォース<CRM>は冴えない値動きをしており、続落している。特段の売り材料は見当たらないが、この日伝わったワークデイ<WDAY>の決算を嫌気しているとの指摘も聞かれる。ワークデイは通期のサブスクの売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている。特に大企業レベルでの案件精査の強化が強調され、顧客ベースでは従業員数の伸びが低下した。
同社は来週2-4月期決算(第1四半期)の発表を予定している。データクラウドは顧客がより多くの関心と支出を生成AIにシフトするにつれて、勢いを増し続ける可能性があるが、雇用鈍化と景気減速で広告・マーケティング・ソフトウェアについては厳しい状況を維持する可能性が高いと見られているようだ。
短期的な新規受注の参考指標である進行中残存履行義務(cRPO)の第2四半期の見通しが10-11%増と、前回の決算で示した第1四半期の見通し(11%増)からは若干下回り、コンセンサス予想の9%増は若干上回ると見られている。第4四半期は13%増だった。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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