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ユーロドル、リバウンド相場に変化なしも200日線には慎重=NY為替

為替 

 ユーロドルは1.07ドル台後半での推移が続いている。リバウンド相場の流れに変化は見られないものの、本日1.0795ドル付近に来ている200日線には慎重なようだ。市場はECBの6月利下げを有力視しており、ECB理事もその期待を追認している。しかし、それ自体はすでに織り込み済みで、焦点はその先に移っているようだ。短期金融市場では現在、6月を含めて年内3回の利下げがコンセンサスとなっている。

 本日は3月のドイツ貿易収支が公表されていたが、輸出が増加し、貿易黒字を押し上げていた。ただ、一部からは、輸出がドイツの成長を支えているが、拡大基調を長く維持することはできない可能性が指摘されている。

 純輸出は重要な成長ドライバーとして復活しているが、地政学的リスクの高まりや、世界的に競争環境に厳しさが増す中で、この押し上げ効果は長続きしない可能性があるという。そのためドイツは成長モデルのリバランスを検討する必要があると主張している。

*ドイツ貿易収支(3月)15:00
結果 223億ユーロ
予想 222億ユーロ 前回 214億ユーロ

EUR/USD 1.0775 EUR/JPY 166.37 EUR/GBP 0.8584

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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