ドル円、154円台で上下動 神田財務官やイエレン米財務長官の発言で円は再び下押し圧力=NY為替序盤
きょうのドル円は154円台で上下動する中で、買い戻しの流れが続いている。神田財務官が市場の動きが秩序だったものであれば介入の必要はないと発言したことで、介入のハードルは市場の予想よりも高くなったのではとの見方が出ている。そのほか、イエレン米財務長官が先日に引き続き「介入は稀であるべき。協議が行われることが予想される」と、頻繁な為替介入をけん制したことで、円は再び下押し圧力に晒されているようだ。
「円安の基本的な要因は日本の実質金利がマイナス2%を下回る極めて低い水準にあることで、それが続く限り、そして日銀が早急に利上げを行わない限り、円安は続く」とのコメントも一部から出ていた。
ただ、先週の米雇用統計でFRBの年内利下げ期待が復活する中で、これまでのように160円台を急速に試す動きまでは出ていないようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
7日(火)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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