ドル円あっさり156円台を回復、介入らしき動きで一時153.04円まで急落 介入は押し目買いの好機？

ドル円あっさり156円台を回復、介入らしき動きで一時153.04円まで急落　介入は押し目買いの好機？

ドル円は早朝5時過ぎに157円台半ばから一時153.04円まで急落した。GWを前に日本当局が円買い・ドル売りの介入を実施した可能性がある。神田財務官は介入の有無については話せないとだけコメントした。

あすの米雇用統計次第では再びドル買いが強まる可能性があり、GW祝日前後にさらなる介入があると予想する声も聞かれる。ただ、急落すれば下値では買いが入る。介入は押し目買いの機会を提供したにすぎないのか。3回目（？）の介入はあすの米雇用統計後、もしくは日本市場が休場の月曜日6日との見方もある。

29日の介入は5.5兆円規模だった可能性がある。今朝も再び介入があった可能性があるが、介入の有無はGW明けに公表される日銀当座預金残高の見通しを待つ必要がある。

米FOMCは予想していたほどタカ派ではなかった。堅調な雇用やインフレ統計を受け、一部で追加利上げが警戒されている。利上げはないとしても、利下げ開始は年後半になる可能性があり、ドル買い・円売りはまだまだ続く見通し。

ドル円は早朝5時過ぎに153.04円まで急落した後すぐに反発、一時156円台を回復した。ユーロ円は167円台を回復。豪ドル円は一時100円台を割り込んだが、101.80円台まで戻している。