アジア株 台湾TSMCは上場来高値更新、米工場建設で米政府から116億ドルの支援金獲得 上海株は4日続落

アジア株　台湾TSMCは上場来高値更新、米工場建設で米政府から116億ドルの支援金獲得　上海株は4日続落

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数　　 16870.57（+137.72　+0.82%）
中国上海総合指数　 3036.60（-10.93　-0.33%）
台湾加権指数　　　　 20706.82（+289.12　+1.42%）
韓国総合株価指数　 2720.72（+3.07　+0.11%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 7832.60（+43.53　+0.56%）

アジア株は上海を除いて上昇。

台湾株は史上最高値を更新。TSMCが初めて800台湾ドルを突破、上場来高値をつけている。TSMCは米アリゾナ州フェニックスに第3工場を建設するため米政府から66億ドル規模の補助金と最大50億ドル相当の融資、総額116億ドルの支援金を獲得した。聯発科技や創意電子、世芯電子、威盛電子などほかの半導体関連も連れ高に。

香港株は続伸。一時1%超上昇したが、上海株の下げを嫌気し徐々に上げ幅を縮小している。消費者サービスや医療品、自動車が上昇している。中国海外発展や恒基兆業地産など不動産株の一角も上昇している。大手オンラインゲーム会社のネットイースは1.5%高。中国当局が日本カプコンのロックマン11など含む14本の輸入オンラインゲームを承認した。

上海株は4営業日続落、不動産不況懸念や米中関係悪化が嫌気されている。イエレン米財務長官は、ロシアを支援する企業は重大な結果に直面することになるだろうと述べ、中国企業に対し制裁をちらつかせた。また、バイデン米大統領は今週の日米フィリピン首脳会談で南シナ海での活動について中国に警告すると報じられている。