【本日の見通し】大台超え意識、明日の米消費者物価指数待ちとなる可能性も
【本日の見通し】大台超え意識、明日の米消費者物価指数待ちとなる可能性も
ドル円は堅調地合いを維持しており、昨日の高値は151円94銭と先週の151円95銭、先々週の34年ぶり高値151円97銭に迫った。その後の押し目が限定的でドル高基調が優勢。ただ、大台超えの勢いがまだ見られず高値圏で膠着状態。ゆっくりした動きに介入警戒感が後退しており、大台超えが現実味を帯びているが、明日の米消費者物価指数を待ちたいという意識もあり、微妙な判断となっている。
今日は目立った米指標発表予定がなく、材料による勢いが出にくいことも難しい判断につながっている。151円台後半での推移から上値をうかがう展開。152円超えとなる可能性がそれなりに高いと見ているが、上値を抑え込まれると明日の米消費者物価指数を前にいったん調整が入りそう。米債券利回り動向などにも注意しながらの展開を見込む。先週末から上昇傾向の米10年債は4.46%台を付けた後、4.40%台までいったん調整が入った。4.5%を目指すような動きを見せるとドル高の勢いが強まる可能性。
ユーロドルはしっかりの展開。1.08台後半での推移。1.09トライが意識されるが、ドル全般買いが強まると上値を抑えられそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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