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ユーロ圏HICP サービスインフレは依然高水準=NY為替

為替 

 きょうのNY為替市場はドル安が優勢となっており、ユーロドルは1.08ドル台を回復。1.08ドルちょうどの水準は強い上値抵抗として意識されていたが、ストップを巻き込んで一気に回復している。200日線が1.0835ドル付近に来ているが、その水準に顔合わせしている状況。

 本日は3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)が発表され、総合、コア指数とも予想を下回っていた。市場の6月利下げ期待を正当化する内容ではあったが、サービスインフレは依然として高く、他の構成要素よりもインフレが頑強であることが判明している。サービスインフレは4.0%を維持している状況。

 6月利下げ期待に変化はないが、来週の理事会での据え置きの十分な理由にはなる。サービス業における労働集約度と賃金上昇率がサービスインフレを高めているが、ECBは賃金データが増える6月まで待ちそうだ。

EUR/USD 1.0826 EUR/JPY 164.25 EUR/GBP 0.8572

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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