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ドル円は堅調も150円台の値動きに変化なし=NY為替概況

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ドル円は堅調も150円台の値動きに変化なし=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は堅調な動きとなり、一時150円台後半まで上昇した。本日は米国債利回りが上昇しており、ドル円も底堅い値動きを続けた。ただ、手掛かり材料に乏しい中で、150円台の狭い範囲での値動きに変化はない。今週の米PECデフレータの数字を確認したい雰囲気もあるようだ。PECデフレータはFRBが参照しているインフレ指標。

 今月発表されている米消費者物価指数(CPI)や米雇用統計といった1月分のデータに強めの内容が相次いでいることから、PCEデフレータも強い数字になるのではとの見方も出ており、ドル円の下値をサポートした。ただ、全体的に本日の市場はドル安が優勢となり、ドル円も上値を積極的に追う動きまでは見られなかった。

 ただ、市場のドル高期待は根強い。一部からは、インフレではなく米経済再加速がドル高に繋がる可能性があるとの指摘も出ている。ストラテジストは、インフレよりも米経済再加速の兆しが気になるという。消費者物価指数(CPI)も重要だが、粘り強いインフレの主な要因は予想を上回る成長であり、そこに焦点を当てるべきだと主張している。米経済が再加速すれば、FRBは再利上げを余儀なくされ、ドルは22年の水準まで上昇する可能性があるという。

 ユーロドルは1.08ドル台半ばに上昇。本日の上げで1.0830ドル付近に来ている200日線を上放れる展開を見せており、明日以降の動きが注目される。本日はECB理事のホルツマン・オーストリア中銀総裁のインタビューが伝わり、ECBがFRBより先に利下げを実施する可能性は低いとの見方を示した。「ここ数年はFRBのほうが大抵先行している。先に利下げする状況は見込んでいない」と述べていた。

 しかし、短期金融市場ではFRBの利下げは7月までの可能性を完全に織り込む一方、ECBは6月となっており、ECBの方が早いと見込んでいる。

 ポンドドルは底堅い値動きが続いているものの、いまのところ1.27ドルは強い上値抵抗となっていたようだ。市場は英中銀の利下げ期待を後退させており、ポンドを下支えしている。英中銀はまだ、インフレが目標に戻る兆候を示す証拠を待っている。FRBもECBも開始時期の期待は後退させているものの、6月以降の利下げ開始を織り込んでいる。一方、英中銀は8月が有力視されており、各国中銀の利下げ第1波に乗ることはないと考えられているようだ。

 最近の英データと英中銀委員の発言を総合すると、英中銀は主要国の中では後の方の利下げが期待され、ポンドは引き続き恩恵を受けると思われている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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