【本日の見通し】流れ見極める展開、FOMC議事要旨などに注目
【本日の見通し】流れ見極める展開、FOMC議事要旨などに注目
今晩午前4時に1月30日、31日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表される。4会合連続での政策金利据え置きを決めた同会合。市場の早期利下げ期待をけん制しつつ、それまでの声明で見られた追加的な引き締めの可能性への言及を外すなど、緩和に向けた動きも見られた。こうした動きがどのような議論の下で出てきたのかが注目される。
改めて市場の早期利下げへの牽制が強いとの印象を与えるようだと、ドル高が進む可能性がある。
ユーロドルは上値を抑えていた1.08をしっかり超え、一時1.0839まで上値を伸ばした。高値からは調整が入っているものの、ユーロ高を意識する展開。1.07台後半がしっかりしてくるようだと、もう一度上を試す可能性がある。
対ドルでのユーロ買いもあり、ユーロ円は162円台にしっかり乗せてきた。こちらも上方向の動きを期待。
なお、今日は株式市場で今週もっとも注目されていた米半導体大手エヌビディアの決算がNY株式市場終了後に控えている。株式の流れが変わる可能性があり、為替市場にも影響してきそう。それまでは動きにくさもあり、株が動かないことで、為替市場でも上下ともやや動きにくさが出る可能性がある点に注意したい。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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