ユーロドルに強気な見方 来年は1.20ドル水準を上回る見通し=NY為替
きょうのNY為替市場は米政府機関がようやく再開したにもかかわらず、ドル安が優勢となっており、ユーロドルは1.16ドル台半ばまで上げ幅を拡大。本日の上げで21日線を上放れる展開が見られ、100日線が1.1665ドル付近に来ており、目先のポイントとして意識される。一方、ドル円は戻り売りに押されているものの、ユーロ円は上値追いの展開を継続しており、179円台後半の推移を継続。ユーロ発足以来の高値更新が続いている。
ユーロドルに強気な見方もアナリストから出ており、来年は重要な1.20ドル水準を上回る見通しだと述べている。財政刺激策の効果が発揮され、ユーロ圏は経済成長の大幅な回復が見込まれるという。原油安もユーロにとって追い風になる可能性があると指摘。ユーロドルの中期的な適正価値は、交易条件を通じてコモディティ価格に大きく左右されるとしている
ECBは利下げを終了した一方、FRBはここからさらに0.75%ポイントの利下げが実施される可能性があり、来年末までに1.22ドルまで上昇する可能性があるという。
EUR/USD 1.1641 EUR/JPY 179.64 EUR/GBP 0.8824
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。