ドル円、154.15円付近まで一時下落 米政府機関再開もなお不透明感=NY為替
NY時間の昼に入ってドル円は下げ渋っているものの、本日は154.15円付近まで下落する場面が見られた。NY時間に入って、ドルは株式や米国債と伴に下落。史上最長の政府閉鎖が終了した後も米経済の先行き、ひいてはFRBの利下げ見通しが依然として不透明な中、市場は様子をうかがう展開となっている。短期金融市場では12月のFRBの利下げ確率が50%を下回っている。
ただ、トレーダーによると、東京時間とロンドン時間が重なる時間帯に投機筋からドルショートへの関心が強まったが、多くの取引は依然として短期的・戦略的なものに留まっているという。
ストラテジストは「投資家心理は、政府機能が完全に再開した後に発表され始める米経済指標の内容に対する懸念を反映している可能性がある。複数のFOMC委員の発言からも、少なくとも12月の利下げに関しては慎重に見ている様子もうかがえる」と述べた。
USD/JPY 154.36 EUR/USD 1.1651 GBP/USD 1.3212
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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