カナダドルも対ドルで売り強まる カナダ中銀の利下げ期待も後退=NY為替
きょうのNY為替市場でカナダドルも対ドルで売りが強まっており、ドルカナダは1.35ドル台後半まで上昇している。きょうの上げで200日線を上放れしているほか、100日線も上抜いている。一方、カナダ円は上下動。一旦111.40円付近まで上昇したものの、110円台に急速に伸び悩む場面も見られた。
この日の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことを受け、市場はFRBと同時にカナダ中銀の利下げ期待も後退させているようだ。市場は7月までに少なくとも2回の利下げを見込んでいたが、それが1回強の利下げに後退している。短期金融市場では9月利下げが最も確信が高いようだ。
カナダ中銀の市場参加者の調査で、4月利下げ開始が有力視されていた12月下旬とは著しい変化。12月下旬以降、カナダの経済活動と雇用創出が予想を上回ったことを示すデータが相次いでいる。
USD/CAD 1.3584 CAD/JPY 111.06
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。