シュルンベルジェ、通期ガイダンスを再確認 株価は続落＝米国株個別

（NY時間10:40）（日本時間00:40）
ＳＬＢ＜SLB＞　48.49（-0.86　-1.74%）

　資源掘削サービスのシュルンベルジェ＜SLB＞が続落。前日は、サウジのアラムコが生産能力増強計画を断念したことが嫌気され売りが強まっていたが、本日もその流れが続いている。原油相場が下落していることも同社株を圧迫。

　ただ、同社は通期ガイダンスを再確認したほか、アラムコが日量１３００万バレルへの増産の代わりに、日量１２００万バレルに維持するという決定を下したことに言及していた。

　同社はアラムコとは引き続き緊密に協力していくとし、現在進行中の石油・ガス開発プロジェクトはすべて継続され、未着工の海上石油増産プロジェクト２件のみが中断されると理解していると述べた。サウジにおける２４年の大幅な成長予測に変更を与えていない。

【企業概要】
＊シュルンベルジェ＜SLB＞
　石油・ガスの革新、デジタル技術の提供、脱炭素化、エネルギー転換を加速させるシステムの開発と拡大に取り組む。油田開発や統合型エネルギーシステム等のデジタルソリューション、貯留層の生産性最適化テクノロジーサービス、坑井設計・建設に関するサービスと製品、ポンプ・バルブやその他の生産機器とサービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美