一時143円44銭までドル安円高、その後少し戻してもみ合い=東京為替概況
一時143円44銭までドル安円高、その後少し戻してもみ合い=東京為替概況
午前中は円高が優勢となった。昨日の市場で東京市場での146円20銭台から143円90銭台まで下げたドル円は、少し戻して144円20銭前後で朝の取引を迎えると、米貿易裁判所が違法とした解放の日関税に代わるプランBをトランプ陣営が準備との報道もあって再びドル売りが強まり、143円44銭まで売りが出た。朝の東京都区部消費者物価指数(生鮮除くコア)が前年比+3.6%と予想を超える伸びとなったことによる円買いもドル安円高につながった。
安値を付けた後は少し戻してもみ合い。日替わりで状況が変わる荒っぽい展開が続く中、週末越しでのポジション維持にはかなり慎重な姿勢が見られ、行き過ぎた動きには警戒感が出ていた。 寄り付きから500円を超える下げとなり、その後680円超まで下げ幅を広げた日経平均の下げがその後落ち着き、半分程度戻してきたことも、ドル円の下げ一服につながった。
昼前から午後にかけてややしっかりも144円台回復には慎重な動きが見られたが、ロンドン勢が参加してくる時間帯に入って、一時144円10銭台に乗せた。もっとも、すぐに143円台に落とすなど、戻りは鈍い。
ユーロドルも朝のドル安局面で1.1390前後まで上昇したところから調整売りが入り、1.13台前半での推移。
ユーロ円はドル円の下げもあり、朝の164円台からじりじりと下げ、163円10銭台を付けた。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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