ドル円は堅調地合い維持も、週末を前にした調整が上値抑える=NY為替概況
ドル円は堅調地合い維持も、週末を前にした調整が上値抑える=NY為替概況
きょうのドル円はロンドン市場午前に148円80銭前後まで上昇。直近高値を超えて昨年11月28日以来のドル高円安となった。その後ポジション調整もあってロンドン市場午後に147円84銭までと1円弱の下げとなった。
少し戻して148円ちょうど前後で米国市場を迎えると、いったんドル高が強まった。148円40銭台まで上昇した後、0時発表の米ミシガン大学消費者調査において、消費者信頼感指数が予想を大きく上回る好結果となったものの、1年後及び長期の
インフレ見通しが引き下げられたことでドル売りとなった。同時刻発表の中古住宅販売件数の弱さもドル売りを誘い、148円03銭を付けた。
米国市場の押し目は148円ちょうど手前までにとどまるなど地合いは堅調。その後は週末を前に上値追いに慎重も、下値しっかりで148円台前半推移となった。
ダウ平均、S&P500が終値ベースの史上最高値更新するなど米株高の動きが広がったことも、リスクオンでの円売りにつながった。
ユーロドルはやや堅調な動きも、東京市場から1.08台後半推移が続いた。ロンドン市場での高値をNY市場引け間際に更新し、ほぼ高値引けとなっている。
ポンドドルはユーロドルの上昇などに支えられ、1.2660台から1.27台に乗せてきた。もっともロンドン市場で付けた1.2715には届かず。
ユーロ円はドル円が高値を付けたロンドン午前に161円86銭まで上昇。その後160円82銭までと1円強の下げとなった。安値を付けた後は買い戻しが目立ち、NY午後に161円50銭前後を付けている。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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