ECBの性格からすれば、来年のユーロドルは強含みとの見方=NY為替
きょうのユーロドルは1.10ドル台での方向感のない展開が続いている。市場からは、ECBの性格から判断すれば、来年のユーロドルが強含みで推移するとの見方が出ている。市場ではFRBもECBも3月の利下げ開始を織り込んでいるが、ECBは20カ国に責任を負っていることもあり、その分動きも遅く、歴史的にも大きな決断を下すのに時間がかかることが多いという。
実際、FRBや英中銀よりも利上げ停止が遅く、米英が利上げを停止した9月にECBは利上げを行った。利上げ開始も3行の中で最後。ラガルドECB総裁も「いまは警戒を解く時期ではなく、利上げと利下げの間に安定的に維持する高原がある」と述べていたが、「利上げ停止後6カ月で利下げというのは少し早過ぎる気がする」との声も聞かれる。
例え3月に利下げに踏み切ったとしても、それが自動的にユーロ安を意味するわけではない。現在のユーロドルは歴史的な低水準にあるり、ある程度、ユーロの相対的な弱さが下落を防ぐとも見られているようだ。そのような中で、来年末までにユーロドルは1.15ドルまで上昇との声も出ている。
なお、今年のユーロドルは3%超上昇し、2年間の連敗を止めた。
EUR/USD 1.1067 EUR/JPY 155.87 EUR/GBP 0.8670
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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