ドル円は午前中に148円割れまで下落、午後は少し持ち直す=東京為替概況
ドル円は午前中に148円割れまで下落、午後は少し持ち直す=東京為替概況
28日の東京市場、午前中はドル円の下げが目立った。朝に日経が報じた日銀がマイナス金利解除に向けて地ならしとの観測記事が円買いを誘った。前日のドル売り円買いの流れも意識されており、頭の重い展開。昨日海外市場で下値を支えた148円50銭を割り込んで売りが加速し、昼前には147円98銭まで売りが出る展開となった。
寄り付きはプラス圏となった日経平均が下げに転じ、100円超の下げとなる中で、リスク警戒の円買いも出ていた。
午後に入って少し買い戻しとなった。148円割れからすぐに買いが入ったことで、下値一服感が出ていた。日経平均が一時プラスに転じたこともドル買い円売りを誘った。もっとも148円30銭台までの上昇に留まっており、上値の重い展開であった。
ユーロドルは1.09台後半の売り注文に上値を抑えられるも、下値もしっかりで、上下ともに動きにくい展開。朝から14ポイントレンジに留まった。ポンドドルは午前のドル安局面で1.2642まで上昇後、1.2622まで下げたがレンジは20ポイントにとどまっている。
ユーロ円はドル円の下げに押されて朝の162円90銭台での推移から162円21銭までの下げとなった。その後少し回復も162円50銭を付けきれず、上値の重い展開となっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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