ドル円は147円台前半での推移=東京為替概況
ドル円は147円台前半での推移=東京為替概況
ドル円は前日の海外市場で147円台を回復する動きとなったことを受けて、午前中はドル高円安が優勢となり147円45銭まで上昇した。今晩の米CPIでは総合指数の伸びが強まると見込まれており、ドル高円安の流れが続くという見通しが広がっている。
午前に高値を付けた後、午後は動意に欠ける展開が続いた。堅調地合いは維持しているもののCPIを前に上値追いには慎重な姿勢が見られた。
昨日NY市場午後にロイター通信が明日のECB理事会で示されるスタッフ予想で2024年のCPI見通しが前回6月の3.0%を超える水準になると報じ、上昇が見られたユーロドルは、朝に1.0765まで上値を伸ばした。その後は少し売りが入っても見合い。ドル円同様にCPIを前に慎重な動きとなった。
ポンドは15時の月次GDPが予想を超える減少となり、売りが出た。同時に発表された鉱工業生産、製造業生産などもいずれも前月比マイナス圏となっており、英経済への懸念が広がる中でポンド売りとなり、対ドルで1.2490前後から1.2453を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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