広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

弱いドイツ経済指標受けてユーロ売り先行も、パウエル議長講演控えて値を戻す=ロンドン為替概況

今日の為替 

弱いドイツ経済指標受けてユーロ売り先行も、パウエル議長講演控えて値を戻す=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ユーロ相場が下に往って来い。第2四半期ドイツGDP確報値が前期比横ばいと速報値から変わらず。2四半期続いたマイナス成長は終了したが、回復力の弱さが示された。ジャクソンホール会議が開催されるなかで複数の関係者から、議論は続いているが、ECBの利上げ停止の可能性が高まっている、とみていることが報じられた。さらに8月ドイツIfo景況感指数が85.7と市場予想や前回値を下回った。一連の弱い内容にユーロが売られ、対ドルでは一時1.0766近辺、対円では157.24近辺まで安値を広げた。しかし、その後は反発。欧州株が下げ渋りプラスに転じたことや、ナスダック先物が下げを消したことなどが買戻しを誘った。パウエル議長講演を控えた調整の動きも指摘される。ユーロドルは1.08台乗せへ、ユーロ円は再び157.80付近へと買い戻されている。ポンドは対ユーロでの買いが下支えとなっている。ポンド円は1.25台後半から1.26台乗せ、ポンド円は183円台半ばから184円台乗せへと買われている。ドル円はロンドン朝方に146.26近辺に高値を伸ばしたあとは146円を軸とした上下動が続いている。

 ドル円は146円付近での取引。前日NY市場で145円台前半から146円手前水準で振幅したあと、東京市場では146円台に乗せた。ただ、146円台では売りも出ており、何度か146円台を割り込んだ。ロンドン朝方には146.26近辺に高値を伸ばした。しかし、上値が重く146円を挟んだ振幅が続いている。下値は145.90付近までと下げも限定的。米10年債利回りは4.25%付近での推移。

 ユーロドルは1.08付近での取引。前日海外市場からの売りの流れを受けて、ロンドン朝方には1.0766近辺まで安値を広げた。その後は売り一巡となり1.08台乗せへと買い戻されている。ユーロ円は上に往って来い。157.80付近で上値を抑えられると、一時157.24近辺まで下押しされた。その後は再び157.80付近に買い戻されている。対ポンドではユーロ売りが優勢。ドイツGDPの低迷やIfo景況感指数の予想以上の落ち込みなどを受けて、次回ECB理事会での利上げ停止観測が広がっている。

 ポンドドルは1.26台前半での取引。前日海外市場での軟調な流れを受けて、東京午後には1.2560近辺まで安値を広げた。しかし、その後はじりじりを買い戻されている。足元では1.26台乗せから1.2620台へと高値を伸ばしている。ポンド円は東京昼過ぎにつけた183.36近辺を安値に、その後は買戻しが優勢になっている。足元では184円台乗せから184.20台へと高値を伸ばしてきている。ユーロポンドは0.8580付近から0.8560付近へと軟化しており、ポンド買いが優勢。ポンドに関しては特段の経済統計発表はなく、パウエル議長講演を控えたポジション調整の面が強いようだ。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

\ すぐに取引できるFX会社はここ /
最短即日で口座開設
スマホのイラスト

スマホでカンタン本人確認!

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます