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ドル円は146円台での推移が続く 米国債利回り上昇が支援=NY為替概況

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ドル円は146円台での推移が続く 米国債利回り上昇が支援=NY為替概況

 きょうのNY為替市場でドル円は146円台に再度上昇。先週末に一時145円を割り込む場面があったものの、週明けは買い戻しが入り、146円台に戻した。ドル買いは一幅していたものの、米国債利回り上昇と円安がドル円を支援しているようだ。

 米10年債利回り一時4.34%まで上昇し、2007年11月以来の高水準となる中で、ドル円は150円を目指す動きが続いている。日米の利回り格差拡大に着目したドル円の買いが続いている。

 今週は24日木曜日からワイオミング州ジャクソンホールでFRBのシンポジウムが開催され、パウエル議長が25日にスピーチを行う。市場は9月FOMCについては据え置きを確実視しているものの、年内に1回の追加利上げを実施するとの見方を織り込んでいる。パウエル議長のスピーチもその可能性を示唆するタカ派色を温存した内容が期待されているようだ。

 もっとも、一部からは、金利差はドルにとって有利にも不利にも大きく働いていないとの指摘も出ている。市場は各国中銀の利上げキャンペーンの終了が迫る中で、成長格差に着目していると指摘。米経済が依然としてG7諸国をアウトパフォームしている現状を考えると、ドル安は考えづらいという。

 きょうもユーロドルは1.09ドル台に戻すものの、上値を抑えられる展開が続き、1.08ドル台に再び値を落とした。200日線が1.0795ドル付近に来ているが、その水準に向かって下値を切り下げる動きが続いている。

 中国経済に対する不安の高まりに加え、ユーロ圏経済への先行き不透明感も強まる中で、ユーロに対する投資家心理は悪化しており、ユーロドルはしばらく苦戦する可能性があるとの見方も出ている。今週は、水曜日のユーロ圏PMI速報値と、金曜日にラガルドECB総裁もジャクソンホールで講演を予定しており、内容次第ではユーロの動きに影響を与えそうだという。

 特にPMIについては、製造業がこれ以上悪化するかどうか、また、サービス業が50を割り込むかどうかが注目されるとしている。

 ポンドドルは1.27ドル台で上下動しており、方向感のない展開が続いた。21日線の下での推移となっているものの、100日線はしかりと維持されており、ユーロよりは強い動きを維持している。

 7月中旬以降、ポンドドルは伸び悩む展開を続けているものの、ポンドはまだG10通貨の中では今年のトップパフォマーとなっている。対ドルでも年初来で5.6%のリターンを記録。しかし、英経済が不振に陥っていることを考えれば、これは驚くべきことで、英中銀の想定以上の利上げ及びその期待がポンドを支えている。現在でも次回9月の英中銀金融政策委員会(MPC)での利上げがほぼ確実視されており、短期金融市場では、来年3月までに政策金利が6.00%まで上昇して、ターミナルレート(最終到達点)を迎えると予想されている。

 ただ、近いうちに金利差だけでは通貨を支え切れなくなる転換点が来る。ポンドがアウトパフォームを持続させるには、強い英経済が背景になければならないが、英GDPは横ばいにあり、ポンドはユーロなど景気低迷が警戒される通貨には持ち堪えるかもしれないが、ドルや、底堅い経済を背景とする通貨には不安定に見えるという。それには円も含まれている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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