円高優勢、アジア株安など重石=東京為替概況
円高優勢、アジア株安など重石=東京為替概況
昨日の市場で143円56銭を付けた後、米ADP雇用者数やISM非製造業景気指数の強い結果を受けて144円60銭台まで上昇したドル円。東京市場では144円台00銭台で朝を迎え、日経平均の下げなどにいったん143円80銭台を付けたが、144円20銭前後までいったん反発。少し調整も昼頃まで144円ちょうど前後での推移となった。
アジア株の下げもあり、午後に入っても円高が継続。前日の安値を下回る143円53銭を付ける動きとなっている。
市場の期待する中国の景気支援策について、中国首相が的を絞った政策を実施と発言も、具体的な案に触れず、期待後退の動きが広がったことがリスク警戒につながった。
リスク警戒の円高主導の展開で、午前の円の反発に156円90銭台を付けたユーロ円は156円20銭台まで下落。183円50銭台を付けたポンド円は182円80銭台を付けている。
ユーロドルは今晩の雇用統計をにらんで小動き。朝から13ポイントレンジ。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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