ドル円は141円43銭まで、ドル高円安強まる=東京為替概況
ドル円は141円43銭まで、ドル高円安強まる=東京為替概況
前日のFOMCは市場予想通りの据え置きとなった。3カ月に一度示される経済身と甥では、経済成長率の上方修正、失業率の下方修正、コア物価見通しの上方修正と力強い見通しが示され、政策金利については、市場のコンセンサスを超える後2回の引き上げ見通しが示された。
NY市場で139円台前半から140円台を付けるも、その後はいったん落とすなど、動きがおされられていたが、東京市場に入って動きが強まった。
明日の日銀金融政策決定会合での現状維持見通しが広がる中、日米金利差を意識したドル高円安となった。
ドル円は140円前後での朝の推移から節目の141円をあっさり超えて上昇。午後に入っても上昇基調が止まらず141円43銭を付けた。
ユーロドルは1.0845前後から一時1.0806を付けたが、ドル高というよりもこの時間帯の動きは円安。ユーロ円の上昇もあって下げが抑えられた。
ユーロ円は151円台から152円88銭までの大幅上昇。クロス円は軒並みの上昇で、ポンド円は朝の177円40銭前後から178円70銭台を付けている。
そのためだったのが中国買い。朝の中期貸出制度(MLF)を107ぶりに引き下げたこともあって、朝方7.18台を一時付けたが、午後に入って7.15割れまでドル安元高が進んだ。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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