アジア株 上海株は10カ月ぶりに3400ポイントつける 習国家主席の「人口の質向上」指摘受け教育関連が大幅高
アジア株 上海株は10カ月ぶりに3400ポイントつける 習国家主席の「人口の質向上」指摘受け教育関連が大幅高
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数 20207.28(+157.97 +0.80%)
中国上海総合指数 3386.59(+52.09 +1.56%)
台湾加権指数 15710.09(+84.02 +0.54%)
韓国総合株価指数 2517.00(+16.06 +0.64%)
豪ASX200指数 7274.00(+53.99 +0.75%)
インドSENSEX30種 61556.10(+501.81 +0.82%)
アジア株は全面高、前週末の米株大幅高を好感した買いが続いている。
上海株は一時、約10カ月ぶりに3400ポイントをつけた。金融や資本財、エネルギー、素材、公益事業など幅広い銘柄が上昇している。メーデー連休中の消費急回復を好感しているほか、習近平国家主席が出生率と人口水準を維持しつつ、人口の「質の向上」に注力するよう政府高官に呼びかけたことが材料視されている。
教育関連が大幅高。Shanghai Action Education Techと中国高科集団は値幅制限いっぱいの10%高。China Reform Culture Holdingsは9.8%高、KAIWEN Educationは3.1%高。
香港株は0.80%高。原油高を受け中国石油天然気や中国石油化工、中国海洋石油などエネルギー関連が大幅高。
豪州市場でも原油高を受け素材やエネルギー関連が総じて上昇している。銀行株も上昇。ウエストパック銀行は1.9%高、第1四半期決算で純利益が市場予想を上回ったことが材料視されている。
一方、豪追加利上げ懸念は重石。先週、豪中銀は予想外の利上げを実施した。5日に公表された豪中銀金融政策報告では、インフレは長期にわたり高止まりするリスクがあるため、さらなる利上げが必要になる可能性を指摘した。今週は第1四半期の小売売上高(インフレ調整前)が発表される。来週には第1四半期の賃金指数も予定されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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