ドル円は137円手前で失速、英欧はメーデーで取引閑散=ロンドン為替概況
ドル円は137円手前で失速、英欧はメーデーで取引閑散=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、英欧がメーデーで取引動意に欠ける展開。ドル円は先週末の日銀決定会合後の円売りの流れを受けてロンドン早朝には136.98近辺まで買われた。しかし、137円手前の売りは厚く、ロンドン時間には136.60台へと押し戻されている。クロス円は東京午後に買いがピークアウトしている。ユーロ円は150.85近辺を高値にロンドン序盤には150.30近辺へ、ポンド円は172.01近辺を高値に170.90台まで反落した。ユーロドルは1.10台前半から1.0988近辺まで軟化したあとは1.10台乗せへと下げ渋り。ポンドドルは1.25台後半から1.2515近辺まで下げたあとは下げ一服。ユーロ買い・ポンド売りが入っていた。全般的には調整含みの値動きに終始している。明日の豪中銀理事会を控えて、豪ドルは比較的堅調に推移している。ただ、市場では今回も政策金利を据え置く見方が有力となっている。このあとのNY市場では米製造業PMI確報値(4月)、米建設支出(3月)、米ISM製造業景気指数(4月)などが発表される予定。
ドル円は136円台後半での取引。東京朝方につけた136.14近辺を安値に再び騰勢が強まった。ロンドン早朝には136.98近辺に高値を伸ばしている。ただ、英欧がメーデーの祝日で休場となるなかで、137円台に乗せる動意には欠けた。ロンドン時間に入ると136.60付近へと押し戻されている。
ユーロドルは1.10台前半での取引。東京市場では上値重く推移。ロンドン序盤も売りが先行して一時1.0988近辺まで下落した。その後は1.10台に乗せてきている。ユーロ円は東京午後に150.85近辺まで高値を伸ばしたあとは、上値が重くなっている。ロンドン序盤には150.30付近まで下押しされた。対ポンドではユーロが買い戻されている。
ポンドドルは1.25台前半での取引。1.25台後半での揉み合いが続いたあと、東京午後からは上値が重くなった。ロンドン序盤には1.2515近辺まで下押しされた。ポンド年は東京午後につけた172.10近辺の高値から反落。170.90台まで下げた後は171円台前半に下げ渋っている。ユーロポンドは先週末の下げからの調整が入っている。0.8760付近を安値に、ロンドン序盤には0.8790付近へと反発している。いずれも新規材料には欠けており、先週末の動きの延長線上からやや調整が入る格好となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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