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銀行株巡り不安定な相場でリスク選好の動き続かず、ドル円131円挟んだ振幅=ロンドン為替概況

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銀行株巡り不安定な相場でリスク選好の動き続かず、ドル円131円挟んだ振幅=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、不安定な相場展開。東京午後からロンドン序盤にかけては株高、米債利回り上昇などリスク選好的な動きがみられた。先週に不安定な値動きをみせたドイツ銀株が上昇して取引を開始、安ど感を広げていた。ドル円は130.50付近の安値から一時131.30近辺まで反発した。クロス円も堅調で、ユーロ円は141円付近から一時142円台乗せ、ポンド円は160円台後半から161円台後半へと反発した。しかし、この流れは続かず。米株先物が下げに転じ、欧州株も序盤の上げを失っている。ドイツ銀株が再び売られ、一時3%安となる動きが警戒感を誘った。ドル円は再び130円台後半へと押し戻され、131円挟みで不安定に売買が交錯している。ユーロ円は141円台後半で売買交錯、ポンド円は一時160円台後半まで押し戻されたあと161円台前半で取引されている。ユーロドルは一時1.0834近辺に高値を伸ばしたが、その後は1.08台前半で高止まり。ポンドドルは1.2330近辺まで買われたあとは1.2280付近まで反落、そして1.23台前半に下げ渋りと方向性定まらない動き。タカ派で知られるミュラー・エストニア中銀総裁は、「おそらく利上げする余地があるだろう」と自説を展開しつつも、「次回のECB会合ではより様々な意見がでてくるだろう」と付け加えた。ベイリー英中銀総裁は、「世界のマーケットが銀行を試している、弱さの兆候探して」と現在の状況を表現した。

 ドル円は131円付近での取引。東京朝方の131.60近辺を高値に東京市場では売りに押された、午後には130.50付近まで安値を広げた。しかし、ロンドン市場に向けて買戻しが入った。欧州株や米株先物が堅調に推移、米債利回りが上昇したことを受けてロンドン序盤には131.30近辺まで反発。この動きは続かず。欧州株や米株先鋳物は上げを消しており、ドル円も131円を挟んで売買が交錯している。

 ユーロドルは1.08台前半での取引。前日海外市場で買われた流れを受けて、ロンドン序盤には1.0834近辺まで高値を伸ばした。その後は売買交錯も、1.08台前半に高止まりしている。ユーロ円はドル円と同様に東京午後には141円付近まで下落。その後は反発して一時142.15近辺に高値を伸ばした。その後は141.50付近から141円台後半での揉み合いに落ち着いた。対ポンドではユーロ買いが先行したが、足元では一服している。ドイツ銀株など銀行株の上下動に敏感に反応している。

 ポンドドルは1.23台前半での取引。ユーロドルとともにロンドン朝方には高値を1.2330近辺まで伸ばした。しかし、ロンドン序盤には反落に転じて1.2280付近まで安値を広げた。その後は再び買われて1.23台前半で推移している。ポンド円も激しく振幅。東京市場で下落した流れを受けてロンドン朝方には160.74近辺に安値を広げた。ロンドン勢が参加し始めると買いが強まり、一時161.78近辺まで上伸。しかし、一転して売られると再び160円台後半に。その後は161円台前半まで買い戻しが入っている。ユーロポンドは0.8770付近に軟化したあと、ロンドン勢は買いを強めて0.8807近辺に高値を伸ばした。その後は買い一服で0.88台を割り込んでいる。金融不安の根強いことに加えて月末を含む週でもあって、かなり神経質な相場展開となっている。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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