NYカットでのドル円のオプションの期日到来は131.50円に観測=NY為替
きょうのドル円は東京時間に130円台半ばまで下落したものの、海外市場に入って買い戻しが出ており、131円台に戻している。前日のFOMCを経て為替市場はドル売りが強まっている。
政策金利は予想通りに0.25%ポイント引き上げられ、4.75-5.00%とした。しかし、同時に発表になったFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では、今年末時点の予想中央値が5.125%(5.00-5.25%を示唆)となった。12月時点の予想と変わらずで、年内あと1回の利上げを示唆している。
金融システムの混乱もあって、FRBは従来よりも慎重姿勢を滲ませてくるとは考えられていたが、インフレとの闘いから、金利見通しの中央値は5.375%(5.25-5.50%示唆)に上方修正されるとの見方も多かった。
今回のFOMCを経て、早期利上げ停止観測が強まっており、為替市場はドル売りで反応している状況。
このあと日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は131.50円に観測されている。
23日(木)
130.50 (9.8億ドル)
131.50 (15.0億ドル)
24日(金)
130.00(6.5億ドル)
USD/JPY 131.24
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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