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リスク回避の動き再燃、米銀行破綻は一服も今後は欧州銀が急落=ロンドン為替概況

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リスク回避の動き再燃、米銀行破綻は一服も今後は欧州銀が急落=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、リスク回避の動きが再燃している。一連の米銀行破綻の影響は一服しているが、今後は欧州発の金融不安が広がっている。クレディスイスの筆頭株主が追加支援を否定と報じられたことがきっかけ。クレディスイス株は一時25%安となり、上場来安値を更新している。欧州株は銀行株主導で大幅安となっている。米独債など主要債券が買われ、利回りが急低下。米10年債利回りは3.70%付近から3.50%付近に低下した。金相場の安全資産買いも再燃。原油相場は供給過剰報道もあって下落している。為替市場ではユーロ売りを軸に、円買いとドル買いが強まっている。東京・アジア市場で買われたドル円は135.11近辺を高値に下落に転換。安値を133.40近辺まで広げている。ユーロ円は145円手前まで買われていたが、一気に下げに転じて安値を141.50近辺に広げた。ユーロドルは1.07台割れから1.0586近辺に下落。あすはECB理事会が金融政策を発表するが、それに先立って関係者が「あすのECB会合では今後数年間はインフレが高止まりするとみているため、、50bpの利上げに傾いている」と述べたことも欧州株の重石となったようだ。

 ドル円は133円台後半での取引。東京・アジア市場では米銀行破綻の影響が一服したとしてアジア株を中心に買われドル円も上昇。ロンドン朝方には135.11近辺に高値を伸ばした。しかし、欧州株が急落、落ち着いた取引だった米株先物も急落する動きに、米債利回りも急低下、ドル円は133.40近辺に安値を広げている。クレディスイス株の上場来安値を更新したことが市場のセンチメントを悪化させている。

 ユーロドルは1.06付近での取引。東京市場で1.07台に高止まりしていたが、ロンドン時間に入ると急速に売られている。1.07台割れから足元では1.06台割れへと下落。ユーロ円も145円手前まで買われたあとは一気に下げに転じており、141円台半ばへと安値を広げてきている。対ポンドでもユーロ売りが強まっている。欧州株の急落の背景には上記のクレディスイス株急落とともに明日のECBの大幅利上げ観測もあるようだ。

 ポンドドルは1.20台後半での取引。1.2150付近での揉み合いを下放れると安値を1.2060近辺に広げている。ポンド円は164円付近まで買われたあと、ユーロ円の下落とともに161円台割れ水準まで下げている。ユーロポンドは0.8840付近から0.8780付近へと下落しており、ユーロ売りが強まっている。ポンドの下落はユーロにつれ安となる面が強い。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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