フーボーＴＶが大幅安 好決算もブロック取引を嫌気＝米国株個別

　インターネットを通じてスポーツ中継やニュースなどをライブ配信するフーボーＴＶ＜FUBO＞が大幅安。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益の赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡの赤字は予想ほど膨らまなかった。

　株価は発表直後は時間外で買いが強まったものの、ブロック取引の発表で一気に売りが強まっている格好。同社はアット・ザ・マーケット（ＡＴＭ）プログラムのもと、複数の投資家にブロック取引で３６７０万株を総額６８１０万ドルで売却したことを公表した。先週末終値に対して２ドル以下のディスカウントで売却された。

（１０－１２月・第４四半期）
・１株損益：-1.42ドル（予想：-0.62ドル）
・売上高：3.19億ドル（予想：2.85億ドル）
　　サブスク：2.89億ドル（予想：2.53億ドル）
　　広告：3390万ドル（予想：3110万ドル）
・ユーザー平均単価：75.20ドル（予想：68.47ドル）
・EBITDA（調整後）：-7540万ドル（予想：-9750万ドル）

（１－３月・第１四半期）
・北米売上高：2.95～3.00億ドル
・海外：550万ドル（予想：650万ドル）
・北米会員数：114万件（予想：116万件）
・海外：36.8～37.3万件

（通期見通し）
・北米売上高：12.0～12.3億ドル
・海外：2450万ドル（予想：2850万ドル）
・北米会員数：151～153万件
・海外：39.5～41.5万件

（NY時間13:29）
フーボーＴＶ＜FUBO＞　2.05（-0.27　-11.71%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美