ややドル高優勢=ロンドン為替概況
ややドル高優勢=ロンドン為替概況
25日の欧州市場は、英国がサマーバンクホリデーで休場となり、取引参加者が少ない中で、ややドル高となった。先週末にパウエル米FRB議長の講演を受けてドル売りが進んだ後、東京午前にいったんドル買い円売りが強まったが、東京午後からロンドン朝にかけてはいったんドル売りの動きが優勢となった。ドル円は東京午前の147円53銭から147円10銭前後を付ける動きを見せていた。ユーロドルが東京昼前の1.1690台から1.1720台を付けるなど、ドルはほぼ全面安となっていた。
ドル安一服後、欧州大陸勢はドル買いの動きを強めている。目立った材料はなく、行き過ぎたドル安への警戒感などが動きを主導。ユーロドルやポンドドルが東京午前の安値を割り込むなど、対欧州通貨でのドル買いが目立った。ドル円は147円40銭台までと東京午前の高値には届かず。アジア市場で目立った株高が欧州市場に入って落ち着き、独DAXや仏CACなどがマイナス圏での推移となる中、リスク警戒の円買いがドル円の上値を抑える形となっている。
クロス円はやや上値が重い展開。ユーロ円はロンドン朝方の172円50銭前後から172円20銭台を付けている。もっとも東京朝方の172円00銭台よりは高い水準となっており、動きは限定的。ドル主導の動きの中でやや蚊帳の外という印象。ポンド円も、ロンドン朝の199円10銭前後から198円70銭台を付けているが、朝の198円39銭と比べると高い水準での推移となっており、動きは限定的なものに留まっている。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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