ドル円、一時147.65円付近まで下落 米7年債入札に利回りが下げの反応=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は下げ幅を広げる動きが出ている。一時147.65円付近まで下落する場面も見られた。先ほど発表された米7年債入札を受けて、米国債利回りが下げの反応を示しており、ドル円も追随している格好。21日線を下放れる展開も見られており、直ぐに147円台に戻せるか注目される。
ただ、様々なイベントを通過したものの、結局ドル円は100日線と200日線の間でのレンジ相場から抜け出せていない。FRBの金利に関しては9月FOMCでの利下げを市場はほぼ確実視しているものの、それまでに発表になる米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)待ちといった状況。
目先は明日の7月のPCE価格指数が注目される。FRBが重要視しているインフレ指標だが、コア指数で前年比2.9%と高めの数字が見込まれている。先日発表の米生産者物価指数(PPI)のデータから、サービス価格、とりわけポートフォリオ運用手数料など金融サービスが高めの数字の主因と見られている。
USD/JPY 146.80 EUR/JPY 171.59
GBP/JPY 198.48 AUD/JPY 95.95
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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