ドル買いが根強い ドル円は131円台に戻す=NY為替
きょうもドル円はNY時間に入って買い戻しが出ており、131円台に戻している。前日のパウエルFRB議長の講演はこれまで通りにタカ派色を強調していたものの、為替市場はドル売りの反応を見せ、ドル円も130円台に値を落としていた。ただ、想定以上の利上げへの警戒感や、景気の先行きに対するリスクも意識される中でドル買いも根強く出るようだ。
先週の米雇用統計は予想外の強さを示したものの、市場の年内利下げ期待はなお温存されている状況。一部からは、今回のFRBの利上げサイクルのターミナルレート(最終到達点)は6.00%超になる可能性も指摘されているが、市場のコンセンサスは5.00%-5.25%との見方で概ね変化はない。来週の米消費者物価指数(CPI)など次の材料を確認したい意向も見られる。
USD/JPY 131.35 EUR/JPY 140.87
GBP/JPY 158.58 AUD/JPY 91.14
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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