アジア株 香港株は0.5%安 ハイテク関連が下落、証券日報が「ChatGPT」巡り注意喚起 バイドゥは3.4%下落
アジア株 香港株は0.5%安 ハイテク関連が下落、証券日報が「ChatGPT」巡り注意喚起 バイドゥは3.4%下落
東京時間11:23現在
香港ハンセン指数 21184.73(-113.97 -0.54%)
中国上海総合指数 3245.34(-2.76 -0.08%)
台湾加権指数 15589.66(+188.75 +1.23%)
韓国総合株価指数 2479.96(+28.25 +1.15%)
豪ASX200指数 7522.10(+17.96 +0.24%)
アジア株はまちまち。
香港株は下落、パウエルFRB議長が利上げ継続の必要性を主張したことが懸念されている。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため、金融政策を米国に連動させている。そのため米国が利上げを続ければ、香港当局も基準金利を引き上げ続ける。
中国証券日報は社説で米ベンチャー企業OpenAI社「ChatGPT」に関連する国内の株式上昇には慎重になる必要があると指摘したことを受け、美団やネットイース、JDドットコム、アリババ、レノボ、シャオミなどハイテク関連が総じて下落している。中国の投資家は現在、「ChatGPT」関連の上場企業に大量の問い合わせをしているもよう。
中国最大の検索エンジンンを提供するバイドゥは3.4%安と反落。バイドゥは「ChatGPT」に類似したツールを来月に一般公開する予定だと発表したことを受け、前日に14%近く急騰した。
※「ChatGPT」とはイーロン・マスク氏らが立ち上げたAIベンチャー「OpenAI社」が生み出したAIを使用したチャットボットで、マイクロソフトが同社の開発に数十億ドルを投資している。
一方、龍湖集団や長江基建集団、長江実業集団などハイテク関連は上昇。中国の複数都市で住宅購入制限が緩和されていることが好感されている。
ナスダック高を受け、韓国市場ではネイバー、LG電子、サムスン電子などハイテク関連が総じて上昇。台湾市場ではTSMCや聯発科技、聯華電子など半導体関連が大幅高となっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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