資源国通貨や欧州通貨が軟調、原油安・金反落や米ADP指標待ちの調整で=ロンドン為替概況
資源国通貨や欧州通貨が軟調、原油安・金反落や米ADP指標待ちの調整で=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、資源国通貨や欧州通貨が軟調に推移している。アジア時間から続くトランプ米大統領のベネズエラ原油供給に関する発言や、マドゥロ大統領の米国連行といった地政学リスクの一服を受けて、原油や金相場が反落。これに伴い、ノルウェークローネやカナダドル、豪ドルなどの資源国通貨に売りが先行し、相対的にドルが堅調に推移した。ただ、このあとの米ADP雇用統計やISM非製造業景気指数など一連の重要指標を控えて様子見ムードが広がるなか、足元ではドル買いの動きも一服している。ユーロドルは1.16ドル台後半、ポンドドルは1.34ドル台後半から1.35付近での取引。豪ドル/ドルは0.67台前半へと反落し、東京市場での上げを消している。ドル円は東京午後の円高の動きが一服し、156円台半ばへと下げ渋っている。
ドル円は156円台半ばでの取引。東京午前に昨日の高値をわずかに更新する156.80付近まで買われたあと、午後には日経平均の下落や地政学リスクへの警戒から156.31付近まで値を下げた。ロンドン時間に入ると、原油安を受けた資源国通貨売りに伴うドル買いの流れや、クロス円の買い戻しを受けて156.50台へと反発している。明日には157.00に35億ドル規模の巨大なオプション期限を控えており、行使価格をめぐる上値の重さと引力が交錯している。
ユーロドルは1.16ドル台後半での取引。東京午前に1.1703付近の高値をつけたあと、ロンドン序盤には1.1682付近まで安値を広げた。この日発表されえた12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は、前年比+2.0%と市場予想と一致。コア指数が+2.3%と予想+2.4%を僅かに下回ったが、ECBの金利据え置き観測を揺るがすほどではなく、反応は限定的だった。ユーロ円は東京午後の183.37付近から182.71付近まで下落したあと、足元では183円手前で下げ止まっている。
ポンドドルは1.34ドル台後半での取引。原油相場の急落を受けて、石油関連通貨としての側面を持つポンドにも売り圧力が掛かった。ロンドン朝方に一時1.3485付近まで下落し、本日安値を更新している。ポンド円は昨日、2008年以来の高値となる212.15付近をつけた反動もあり、ロンドン序盤に211.03付近まで反落した。その後は米ADP雇用統計などを控えて211円台前半で揉み合っている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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