ポンドは上値の重い展開 市場は疑心暗鬼に=NY為替
ポンドは上値の重い展開が続いており、対ドルで下落しているほか、対ユーロでも売りが続いている。ポンドドルはいまのところ維持はしているものの、本日も大きな心理的節目の1.20ドルを試す動きが見られた。きょうの200日線は1.2065ドル付近に来ているが、その下での推移となっている。
英中銀は慎重ながらも追加利上げの姿勢を崩していない。しかし、英経済への厳しい見通しが楽観的な見方を弱めており、恐怖心の強さを示す指標では弱気派がポンドを支配しているという。
ポンドにとって激動の1年が終わろうとしているが、2023年が大きく変わりそうな証拠はほとんどなく、英経済の悪化の兆しが次々と表れるにつれて、市場はポンドに対して疑心暗鬼になっているとの指摘も聞かれる。
GBP/USD 1.2027 GBP/JPY 160.42 EUR/GBP 0.8861
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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