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ドル円は132円台まで買い戻し クリスマス休暇に向けて流動性低下も予想=NY為替概況

今日の為替 

 きょうのNY為替市場でドル円は132円台まで買い戻された。米株式市場が買い戻しを強めたこともあり、ドル円は132円台半ばまで一時上昇。クリスマス週で市場参加者も少なくなっている中、株高がドル円をサポートしていた模様。

 ただ、ドル円は前日の急落から下げ止まっているものの上値は重い印象。前日の日銀のサプライズ変更を受けてドル円は一時130円台半ばまで急落したが、急落の割には戻りが鈍い。一部からは、来年の円高期待を表しているとの見方も出ているようだ。

 今週はクリスマス休暇に向けて市場参加者が少なくなることが予想され、流動性の低下も予想される。そのため材料に敏感に反応すれば、瞬間的に粗い値動きをするリスクがあるという。

 市場は、米経済がどの程度弱まっているのか、またFRBが引き締めでオーバーシュートしていないかを評価するために、米経済指標に注目している。薄商い、米経済指標、そして今後の金融政策を見極めようとする心理が、必ずしも爆発的に広がるとは言えないが、混在する可能性があるという。

 ユーロドルは動意薄の中、1.06ドル台での推移が続いている。一時1.05ドル台に下落したものの、基本的には1.06台での上下動に終始している印象。リバウンド相場の流れはしっかりと堅持しており、21日線の上での推移を続けている。

 この日は1月に向けたドイツGfK消費者心理が公表され、マイナス37.8と依然としてマイナスの状況が続いている。ただ、予想ほどのマイナスではなく、3ヵ月連続での改善を示していた。全ての構成要素が上昇したが、依然としてドイツ消費者の心理は歴史的な低水準にあることも確認された。

 市場からは「ドイツ政府の救済措置にも支えられ、ドイツの消費者心理が3ヵ月連続で改善したことは好ましいことだが、この回復がまだ非常に脆弱な環境下で起こっていることを忘れてはならない。ウクライナやエネルギーの危機、そしてインフレが、せっかくの希望をすぐに打ち消してしまう可能性を持ち続けている」と警告している。

ドイツGfK消費者信頼感調査(1月)16:00
結果 -37.8
予想 -38.2 前回 -40.1(-40.2から修正)

 ポンドドルは上値の重い展開が続いており、1.20ドル台半ばまで一時下落。本日の200日線が1.2085ドル付近に来ており、その水準を一時下回る動きが見られた。明日以降に下げを加速させ、9月以降のリバウンド相場に黄色信号が点灯するか警戒される。

 市場では、世界的なリセッション(景気後退)への懸念から、来年のポンドは厳しい見通しに直面するとの見方が根強い。このクリスマス期間中のポンドドルは現行水準で推移するかもしれないが、来年には厳しい見通しにさらされ、下落の可能性があるという。

 ポンドは景気と市場の不安定さに敏感な通貨の位置づけとなっており。来年のポンドドルの下降リスクを見続けており、1.15-1.18ドルのレンジに戻る可能性が高いとしている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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