ドル買い優勢、前日までの流れに調整 米指標発表控えて=ロンドン為替概況

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ドル買い優勢、前日までの流れに調整 米指標発表控えて=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢になっている。前日までの債券高(利回り低下)や株高の流れがきょうは逆回転している。先週の英中銀による長期債一時購入措置が英債利回りの急上昇を食い止めたほか、豪中銀の予想を下回る利上げ幅、今週の米ISM製造業景気指数の悪化、米求人件数の大幅減などが米大幅利上げ観測をやや後退させており、前日までの流れを形成。ただ、市場は米経済統計に敏感になっており、この後の米ADP雇用統計やISM非製造業景気指数の発表を控えて、ロンドン市場ではポジション調整が入っているもよう。米10年債利回りは3.63%付近から3.71%台まで上昇。前日に大幅高となった欧州株は反落している。ユーロドルはパリティ水準の手前で上値を抑えられると、0.9910台へと反落。ポンドドルは一時1.15台手前まで買われたが、その後は1.13650付近へと下押しされている。ドル円は144円付近でサポートされたあとは144.50台までと比較的小幅の上昇にとどまっている。介入警戒感が積極的な上値追いを躊躇させている面も。クロス円は軟調。ユーロ円は144円台乗せから143円台前半へ、ポンド円は165円後半に買われたあとは164円台割れへと下落している。トラス英首相は財務相と足並みをそろえていることを強調、成長優先、競争力強化、減税実施などを表明しているが、ポンド相場の反応は冷淡だ。ユーロ圏や英国の非製造業PMI確報値はいずれも低下傾向が継続、小幅の改定には反応薄だった。

 ドル円は144円台前半での取引。東京朝方に143.53近辺まで下落したあとは、買戻しの流れが続いている。ロンドン時間には米債利回りの上昇で144.56近辺まで買われた。ただ、きょうは財務省為替市場課長が「介入資金に限界があるとは認識していない」などと発言しており、為替介入が意識されて積極的な上値追いにブレーキがかかった面も。上昇一巡後は、144円台前半で売買交錯となっている。

 ユーロドルは0.99台前半での取引。ロンドン朝方に0.9995近辺まで買われたが、前日と同様に1.0000のパリティ水準には届かず反落している。米債利回りの上昇、欧州株の反落など前日の流れに調整が入るなかで、0.9912近辺まで下押しされた。ユーロ円は144円台をつけたあとは売りに転じており、143.10台へと下落した。対ポンドでは次第にポンド売りが優勢となっている。9月ユーロ圏非製造業PMI確報値は48.8と速報値から小幅下方改定、4月以降の低下の流れに変化はみられず。

 ポンドドルは1.13台半ばでの取引。朝方につけた1.1496近辺を高値に、ロンドン時間には売りに押されている。1.14挟みで売買が交錯も、足元では1.1350割れ水準まで下押しされている。米債利回りが上昇、ドル買戻しを誘ったほか、トラス英首相演説で従来からの成長、減税方針が繰り返されたことがポンド売りにつながった面もあるようだ。9月英非製造業PMI確報値は50.0と上方改定されたが、3か月連続の低下だった。ポンド円は165円台後半まで買われたあとは売り一色。足元では164円台割れへと下落している。ユーロポンドは0.87台割れとなる場面があったが、その後は買い優勢となり0.8740付近へと上昇。足元ではポンド売りの面が強いようだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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