【これからの見通し】連日の米インフレ指標の伸び鈍化でドル売り圧力も、まだFRBの積極路線に変化みられず

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【これからの見通し】連日の米インフレ指標の伸び鈍化でドル売り圧力も、まだFRBの積極路線に変化みられず

 今週は米消費者物価指数、生産者物価指数と連続してインフレ率の伸び鈍化が示された。いずれも市場予想以上の鈍化となったことで、特に消費者物価指数発表時にはパニック的なドル売りの反応が広がった。ドル円は前週末の米雇用統計を受けた上昇を消してさらに下押しされた。ただ、昨日の米生産者物価指数の発表後の下げは限定的。足元ではじりじりを値を戻してきている。ドル円は135円台割れから132円付近に下落、さらに131円台後半に下押しも133円台に戻している。

 ただ、FOMCの積極利上げ姿勢には変化はみられていないようだ。CMEフェドウォッチは米雇用統計後の0.75%利上げ優勢から米CPI発表後には0.50%利上げ優勢に転じている。現時点では0.50%利上げが62.5%、0.75%利上げが37.5%の織り込み度になっている。インフレ鈍化が示された割には、依然として4割弱が0.75%利上げに傾いている。米金融当局者らからは、積極利上げ姿勢の手を緩めるような発言はでてきていない。8月下旬のジャクソンホール会合におけるパウエルFRB議長演説が待たれるところだ。

 今日は週末を控えていることにあり、短期ポジション調整は入りやすい。ドル円は連日の下押しから下げ渋っていることから、やや反発の余地もありそうだ。133.50付近の重さが試されるところとなろう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、香港実質GDP・確報値(第2四半期)、ユーロ圏鉱工業生産指数(6月)、米輸入物価指数(7月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(8月)など。米輸入物価指数は今週のインフレ指標の流れを受けて、前月比、前年比ともに前回からの鈍化が想定されている。前月比は-1.0%、前年比は+9.4%の予想。また、ミシガン大学消費者信頼感指数では、期待インフレの数字が注目されそうだ。5-10年期待インフレ率は+2.8%と予想されており、前回の+2.9%から鈍化する見込みだ。

 発言イベント関連では、バーキン・リッチモンド連銀総裁が米CNBCに出演する予定。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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