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FX/為替「ドル/円、ミニ・デッドクロスで調整ムードも下値限定の公算」 外為トゥデイ 2022年7月28日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年7月28日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼27日(水)の為替相場
(1):豪CPI 21年ぶりの高い水準
(2):米経済指標 予想上回る
(3):FOMC 予想通りの75bp利上げ
(4):FRB議長会見 ドル/円急落

▼27日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:135円台への調整も視野に/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

27日(水)の為替相場

期間:27日(水)午前6時10分~28日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪CPI 21年ぶりの高い水準

豪4-6月期消費者物価指数(CPI)は前年比+6.1%と前回(+5.1%)から加速し21年ぶりの高い水準となったものの、市場予想(+6.3%)は下回った。一方、コアCPIに当たるCPIトリム平均値は前年比+4.9%と予想(+4.7%)を上回った。CPIの上ブレ期待で買われていた豪ドルは反落。次回の豪中銀(RBA)理事会で75bp(0.75%ポイント)の大幅利上げが決まるとの期待が後退した。

(2):米経済指標 予想上回る

米6月耐久財受注は前月比+1.9%と予想(-0.4%)を上回った。同時に発表された6月卸売在庫も前月比+1.9%と予想(+1.5%)を上回る伸びとなった。これらを受けドルが強含んだ。

(3):FOMC 予想通りの75bp利上げ

米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を市場の予想通りに75bp(0.75%ポイント)引き上げ2.25-2.50%にすることを決定。声明では米経済の現状について「最近の消費と生産の指標は軟調に推移している」とした一方、「ここ数ヶ月の雇用増加は堅調で、失業率は低水準にとどまっている」とした。また「継続的な金利の引き上げが適切になると予想する」とした上で「インフレを2%の目標に戻すことに強くコミットする」と表明した。

(4):FRB議長会見 ドル/円急落

パウエルFRB議長はFOMC後の会見の冒頭で「インフレを低下させることが不可欠であり、迅速に取り組んでいる」と発言するとドル/円は137.46円前後まで上昇した。しかしその後、「ある時点で利上げ速度を緩めることが適切となるだろう」「利上げのペースはデータ次第」と述べたことを受けて一転ドル売りに傾いた。パウエル議長が今後の利上げペースについて慎重な姿勢を示したと受け止められ、米10年債利回りは一時2.73%へと低下。ドル/円は136.31円前後まで急落した。一方、クロス円はストレートドルに対するドル売りで上昇し、米国株の上昇もクロス円のサポートとなった。

27日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:135円台への調整も視野に

米連邦公開市場委員会(FOMC)は昨日、大方の予想通りに75bp(0.75%ポイント)の追加利上げを決定。この時点では市場の反応は比較的小さかったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見では米債利回りが低下するとともにドル売りが強まった。議長は「我々はインフレを抑えるために迅速に取り組んでいる」「必要であれば、大幅利上げを躊躇しない」としながらも、「ある時点で利上げ速度を緩めることが適切だろう」「利上げのペースはデータ次第」などと発言。

ドル/円は会見開始直後に137.46円前後まで上昇したものの、その後は一転して136.31円前後へと急落した。これを受けて日足チャート上では5日移動平均線が20日移動平均線を下抜けるミニ・デッドクロスが出現。目先は135円台への調整も視野に入りそうだ。

もっとも、パウエルFRB議長は雇用と物価のデータ次第で、今後も大幅利上げを厭わない姿勢を示している。来週の米7月雇用統計が良好な結果となれば、市場には「9月も75bp利上げ」との思惑が広がる可能性もある。そうした中で米債利回りが一段と低下する公算は小さく、ドルの下値も限定的だろう。

注目の経済指標

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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