ポンド売り継続、製造業PMIが下振れ 利上げ継続に不透明感=ロンドン為替概況

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ポンド売り継続、製造業PMIが下振れ 利上げ継続に不透明感=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ポンド売りが継続している。東京市場からリスク警戒のドル買い・円買いの動きに押されたポンド相場だが、ロンドン時間に入ると一段安になっている。この日発表された英製造業PMI確報値が予想外に下方修正されたことや、消費者信用残高が縮小したことなどに反応している。米欧に先駆けて利上げを開始した英中銀だが、市場では次回の利上げのあとはしばらく様子を見るとの思惑がでているもよう。これに対して、ECBはようやく7月から利上げを開始する方針、米FRBは金融引き締めを継続する姿勢を示している。相対的にポンドが売られやすくなっているようだ。ユーロ圏消費者物価速報は前年比+8.6%と前回の+8.1%から一段と上昇加速した。ポンドドルは1.20台半ばへ、ポンド円は163円台割れ目前へと下落。ユーロポンドは0.86台後半に買われている。ユーロドルは1.04台前半では下げ渋り1.04台半ばから後半での推移。ユーロ円は序盤に141円台割れとなったあとは141円台後半まで反発する場面があった。ドル円は134.75近辺まで下押しされたあとは135.70付近まで反発。円相場は株式動向に敏感に反応している。欧州株は売りが先行したが、プラス圏へと切り返した。ただ、足元では再び下げに転じるなど不安定な推移となっている。ドル円、クロス円ともに上昇は一服。

 ドル円は135円台前半での取引。東京市場では136円手前まで買われたあとは売りが継続。ロンドン朝方には134.75レベルまで下押しされた。しかし、欧州株の反発とともに135.70付近まで上昇。足元では再び欧州株の上値が重くなり、135.05近辺まで軟化している。リスク動向をにらんで神経質に振れている。米10年債利回りは2.93%台へと低下している。

 ユーロドルは1.04台半ばでの取引。前日海外市場では1.03台後半から1.04台後半へと上昇したが、今日は上値重く推移。東京市場でじり安となったあと、ロンドン序盤には1.0433近辺まで下押しされた。その後は1.04台近辺まで一時反発。足元ではレンジ内で揉み合っている。ユーロ円は142円台前半から140.83近辺まで下押しされた後、ロンドン時間には141.90付近まで反発。その後は再び141.20台に軟化と上下動。対ポンドでは買われており、ユーロの下げは限定的。

 ポンドドルは1.20台半ばでの取引。東京市場からじり安となったあと、ロンドン時間に入ると一段安。1.21台割れから1.2049近辺まで下落している。ポンド円も軟調で、ロンドン時間には164円台前半で上値を抑えられると、163円台割れへと下押しされている。ユーロポンドは0.86台前半から0.86台後半へと上昇。全般にポンド売り圧力が優勢になっている。英製造業PMI確報値の下方修正や、消費者信用残高の縮小など、英経済状況は悪化している。市場では英中銀の利上げ停止への思惑もでてきているもよう。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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