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円安の動き優勢、日銀が強力な緩和策の継続を表明=ロンドン為替概況

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円安の動き優勢、日銀が強力な緩和策の継続を表明=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円安の動きが優勢。この日の日銀金融政策決定会合で従来からの強力が緩和策の継続が表明されたことが背景。事前のマーケットでは海外勢の一部にYCCの金利上限の拡大などへの思惑がでていたが、日銀は強力な指値オペの継続とともに、債券先物と現物市場との裁定をスムーズにする措置も打ち出した。ファンド勢との強い対決姿勢が示された格好。黒田日銀総裁会見でも金融引き締めについては強い口調で否定されており、市場には日銀の緩和姿勢に対する安心感が広がったようだ。東京市場で神経質に振れた円相場もロンドン時間に入ると安定した円安の動きを示している。ドル円は134円前後から一時134.91レベルと135円の大台をうかがう動き。ユーロ円は141円付近から141.97レベルまで、ポンド円は164円台から一時166.20台まで高値を伸ばした。欧州株や米株先物が堅調に推移していることもリスク警戒の動きを後退させている。ユーロドルは1.05台前半、ポンドドルは1.23を挟む水準で揉み合っており方向感に乏しい。

 ドル円は134円台後半での取引。日銀決定会合をめぐって東京市場では132円台から134円台で荒っぽく振幅したが、ロンドン時間に入ると緩やかな円安の動きとなっている。一時134.91レベルまで上昇。黒田日銀総裁会見で強く緩和継続姿勢が確認されたことや、欧州株・米株先物などが堅調に推移していることが円売りの動きを支えている。

 ユーロドルは1.05台前半での取引。前日に大きく買われたあと、東京市場では上値重く推移。ロンドン朝方には1.0494レベルまで下押しされた。その後は下げ一服となり、1.05台前半での取引に落ち着いている。ユーロ円はドル円とともに堅調な動き。141円近辺から141.97レベルまで買われている。対ポンドでは売買が交錯しており、目立った方向性を示していない。ECBが債券市場の断片化対策を打ち出したことで、この日もイタリア債が買われ、独伊10年債利回り格差は一時200bpを下回った。

 ポンドドルは1.23近辺での取引。ユーロドルと同様に前日の大幅上昇からの調整の動きが先行。ロンドン朝方には1.2252レベルまで安値を広げた。その後は1.2350手前まで反発したが、上値も重く揉み合いとなっている。ポンド円は164円付近で下値を支えられるとロンドン時間には堅調な動きとなっている。高値を166.22レベルまで伸ばしている。ユーロポンドは0.8520台から0.8570台での振幅と方向感に欠ける取引が続いている。ピル英中銀チーフエコノミストは、さらに行動する必要あること発信しようとしている、と追加利上げの必要性を示していた。ただ、あまりにも積極的な政策は経済に打撃与える可能性ある、と大幅利上げには否定的だった。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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