アジア株 連休明け香港株は2.7%安 中国の景気減速を警戒 招商銀行は急落、社長が突然辞任
アジア株 連休明け香港株は2.7%安 中国の景気減速を警戒 招商銀行は急落、社長が突然辞任
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 20930.08(-588.00 -2.73%)
中国上海総合指数 3196.05(+0.53 +0.02%)
台湾加権指数 17079.75(+180.88 +1.07%)
韓国総合株価指数 2718.25(+25.04 +0.93%)
豪ASX200指数 7573.60(+50.17 +0.67%)
アジア株は高安まちまち。
上海株は前営業日終値を挟んで推移、景気減速懸念が重石。上海市のロックダウンは3週間目に入った。感染者の9割が無症状にもかかわらず、習近平国家主席は「ゼロコロナ政策」を維持すると表明しており、国民の不満が高まっている。抗議した住民と警察が衝突しているほか、食糧不足に反発する市民の動画やSNSが拡散されているもよう。18日に新たに29人の感染者が確認されたことを受け、河北省唐山市の5地区でロックダウンが導入された。唐山市は9日間連続で新規感染者がゼロだったことを受け、11日にロックダウンを解除したばかり。ロックダウン中に、大規模なコロナ検査を実施するとしており、感染状況によってはロックダウンが長引く恐れも。
イースター連休明け香港株は2.73%安。休み中に発表された一連の中国指標などが嫌気されている。中国1年物MLF金利は予想外の据え置きとなったほか、預金準備率は予想よりも小幅な引き下げとなった。中国3月の小売売上高は約2年ぶりに減少、失業率は約2年ぶり高水準を記録した。また、中国当局が、ゲーム実況動画配信の規制を強化すると発表したことも懸念されている。
招商銀行は11.3%安と急落、同社社長が突然の辞任を発表したことが懸念されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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