反発、CPCを経由したカザフの輸出が停止=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=114.93(+5.66 +5.18%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が5.44~5.66ドル高。その他の限月は0.25~5.08ドル高。
対ロシア制裁でロシアからの輸出が急減しているなかで、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由したカザフスタンからの原油輸出が停止したことから、供給ひっ迫感が強まった。このパイプラインはカザフスタンとロシアの黒海をつないでいるが、黒海で発生した悪天候により輸出港が損傷を受けた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が減少したことも手がかり。
時間外取引から5月限は堅調。通常取引開始後は115.40ドルまで一段高となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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