FX/為替「ドル/円、114円台後半のサポートがカギ」 外為トゥデイ 2022年2月8日号
目次
▼7日(月)の為替相場
(1):中国財新サービスPMI 前月から低下
(2):独鉱工業生産 予想に反し低下
(3):ジョンソン英首相 党首解任を求める声
(4):ラガルドECB総裁 早期利上げをけん制
7日(月)の為替相場
期間:7日(月)午前7時00分~8日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国財新サービスPMI 前月から低下
中国1月財新サービス業PMIは51.4と、前月(53.1)から低下したが、予想(50.5)は上回った。
(2):独鉱工業生産 予想に反し低下
独12月鉱工業生産は前月比-0.3%と予想(+0.5%)に反して低下した。ただ、前月分は-0.2%から+0.3%に上方修正された。
(3):ジョンソン英首相 党首解任を求める声
欧州市場に入るとポンドが下落。前日付けの英紙は、与党保守党の有力議員が「ジョンソン首相の『パーティーゲート』疑惑による解任は避けられない」と語ったと報じた。パーティーゲート疑惑を背景に保守党内では首相に造反する動きが広がり、ジョンソン氏の党首解任を求める複数の書簡が議員委員会に届き始めているとのこと。
(4):ラガルドECB総裁 早期利上げをけん制
欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は欧州議会で「政策を調整する場合は漸進的に行う」「資産購入の終了と利上げ開始の順序は明確で、利上げが購入終了より前に来ることはない」と発言して市場の早期利上げ観測をけん制。ユーロはやや売りが優勢となった。
7日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:114円台後半のサポートがカギ
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。米10年債利回りは一時2年ぶりの水準に上昇したが、ドルを押し上げる事はできなかった。4日の米1月雇用統計後の高値(115.43円前後)を超えられずに失速すると、一時は115円台を割り込む場面もあった。
引き続き本日も、日足一目均衡表の転換線、基準線、雲上限が並ぶ114.80-90円台が下値支持として機能するか注目したい。約40年ぶりの高水準への上昇が見込まれる米1月消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控え、米長期金利は上昇基調を維持する公算が大きい。このためドル/円の下値は堅いと見るが、仮に調整の動きが続き114.80円台の下値支持を下抜ければ日足一目均衡表の雲下限にあたる114.40円台まで続落余地が広がりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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