オミクロンは世界の株価上昇を止めないとの指摘も=米国株
NY株式30日(NY時間09:51)
ダウ平均 34756.08(-379.86 -1.09%)
ナスダック 15740.48(-42.35 -0.27%)
CME日経平均先物 27695(大証終比:+225 +0.81%)
モデルナ<MRNA>のバンセルCEOがメディアとのインタビューで、「オミクロンに既存のワクチンの効果は薄い」との発言をきっかけに、市場には再びリスク回避の雰囲気が広がっている。先ほどから取引が始まった米株式市場も反落して始まっているが、一部からは、オミクロンが世界の株価上昇を頓挫させることはないとの強気な見方も出ている。
オミクロン株の出現のような散発的な後退は、自然免疫およびワクチンによる獲得免疫の広がりと死亡率の大幅な低下、および新しい抗ウイルス治療の普及という背景に照らして見るべきだと指摘。パンデミック後の正常化が2022年には世界で進展を予想しているとし、相場上昇は緩やかなものの、継続するとの見方を維持した。
サプライチェーン問題のショックが和らぐことや、中国と新興市場の状況改善、消費者の支出行動の正常化により企業利益が予想以上に伸びるという。
2022年末までにS&P500株価指数が約9%上昇し5050になると予想。この見通しに対する主要なリスクとして中央銀行のタカ派シフトを挙げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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