ユーロドルは今後数四半期で1.10ー1.15ドルまでの下落も指摘される=NY為替
ユーロドルは上値の重い展開が続いており、1.18ドル台前半での推移となっている。この日発表の米消費者物価指数(CPI)が予想以上に強い内容となったことで、ドル買いが強まり、ユーロドルは1.17ドル台に下落する場面がみられた。しかし、ドル買いの勢いは続かず、いまのところ1.18ドル台は維持されているが、下値警戒感は依然として強い印象で、目先は1.18ドル台を維持できるか注目される。
ユーロドルは今後数四半期で1.10ー1.15ドルの範囲まで下落する可能性も指摘されている。ECBとFRBとの金融政策格差を理由に挙げており、FRBの金融引き締めの可能性が高いためだという。FRBの利上げの可能性が近づくにつれて、下限に向かって行くという。FOMCメンバーの利上げ予想の中央値は2023年に2回の利上げの一方、ECBの引き上げ開始は2024年まで想定されておらず、これがユーロドルを圧迫し続けるはずだと説明している。
EUR/USD 1.1822 EUR/JPY 130.44 EUR/GBP 0.8543
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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