小幅続伸、OPECプラスの増産でも需要超過は継続へ=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=73.30(+0.22 +0.30%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が前日比0.22~0.27ドル高、その他の限月は0.03ドル安~0.40ドル高。
新型コロナウイルスの流行を克服し、年後半にかけて石油需要の回復が本格化すると期待されていることが相場を支えた。世界最大の石油消費国である米国では需要が上向く兆候が米エネルギー情報局(EIA)の週報に現れている。来週、石油輸出国機構(OPEC)プラスが8月以降の段階的な増産を決定する見通しだが、需給バランスは需要超過のまま推移すると想定されている。
時間外取引で8月限は73.61ドルまで堅調に推移した後、通常取引の開始を控えて押し戻されると72.32ドルまで軟化した。ただ、マイナス圏では押し目買いが優勢で、プラス圏に切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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